243 外部ツールの活用
Googleドライブのアドオンで最大7軸のレポートを生成する
Googleアナリティクスのデータをファイルとして取り出すとき、もっとも簡単なのはレポート画面からエクスポートする方法です。しかし、以下の3つの弱点があります。
- 適用できるディメンションは5つまで(カスタムレポートの場合)
- 1回に最大5,000行までしかエクスポートできない
- 自動で定期的にエクスポートできない
これらを回避でき、かつ簡単な方法として、Googleドライブのスプレッドシートで利用できるアドオンがあります。メニューの[アドオンを取得]から「Google Analytics」というアドオン(無料)をインストールしておき、以下のように操作します。
1レポートの設定画面を表示する
2レポートを設定する
3レポートを生成する
ポイント
- [Create a new report]画面では、最大7つのディメンションを選択できます。
- レポートの期間を設定するには、[Report Configuration]シートで[Start Date]に開始日、[End Date]に終了日を「YYYY/MM/DD」の形式で入力します。[Last N Days]では「過去N日間」に設定できます。
- レポートの1シートあたりの最大行数は、[Report Configuration]シートの[Max Results]で設定できます。標準は1,000行、最大で10,000行です。10,000行を超えるデータを取り出したい場合は、設定が入力されている列を右隣の列にコピーし、[Start Index]に「10001」と入力すると、別のシートに10,001行目以降を出力できます。
- 本書執筆時点では、Googleスプレッドシートのアドオンは日本語に対応しておらず、公式ヘルプを含めてすべて英語表記となっています。
Googleスプレッドシートのアドオンは、Googleアナリティクスから多ディメンション解析用のデータを取得するもっとも簡単な方法の1つです。
本コンテンツは、インプレスの書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260』を、著者の許諾のもとに無料公開したものです。記事一覧(目次)や「まえがき」は以下のリンクからご覧ください。
- 本書発行時点(2017年11月)の情報に基づいています。
- 本書は2色刷のため、画面はグレースケールとなります。