ノートブックとタグは、Evernoteでノートを整理するために提供されている主な機能です。初心者でも感覚的に理解しやすいのはノートブックですが、ノートのそれぞれをうまく関連付け、整理するためにはタグを使いこなすことも欠かせません。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、まずは使ってみましょう。

どのようなタグを付けようか......と難しくは考えず、まずはノートの情報に関連する場所や製品、イベントや人の名前、または情報の種類など、思いつくままに適当なキーワードを付けてみましょう。大事なことは、ときどきタグを見直してメンテナンスをすることです。どのタグの付いたノートが多いかを確認することで、自分がどのようなものに関心があるのか気づくことができます。一方でノートの少ないタグは、名前を変更したり、他の似ているタグとまとめたりします。まったく必要がない場合は削除してしまいます。こうしていくことで自分のために有用なタグ付けのルールが固まっていきます。まずは、ノートにタグを付ける習慣を付けていきましょう。

「ノートにタグを付ける」の手順1にあるように、ノートの右にある小さなアイコンをクリックすることで、ノートのタグが表示され、編集できるようになります。この部分をもう1回クリックすると作成日、更新日などの情報も表示され、さらにもう1回クリックすると、すべて閉じます。画面が狭い場合には適宜表示を調整した方がよいですが、広い画面では、常に表示しておいた方が便利でしょう。

ノートからタグを削除しても、一度作成したタグは、タグの一覧に残ります。もしも間違えてタグを付けてしまった場合（他のどのノートにも付けていないタグの場合）は、忘れずにタグの一覧からも削除しましょう。また、タグの名前を間違えて入力してしまった場合は、タグの一覧からタグの名前を変更して修正しましょう。

Evernoteのタグは、あるタグの下層にタグを作り、階層化して管理することができます。例えば「カメラ」タグの下に「キヤノン」「ニコン」タグを作るようにすると、多数のタグを上手にまとめられるようになります。これは、Evernoteを使い始めてすぐに必要になる機能ではありませんが、何百、何千というノートを整理する際には欠かせません。また、ノートブックの「スタック」機能も、大量のノートの整理のために有効な機能です。