ライブ中継はすぐに始められる!

 Ustreamのページで視聴できるたくさんのライブ中継。そこにはあるのは、私たちの暮らしと同様の多様性です。あなたも誰かになにかを伝えたいと思ったら、それが番組になります。
 ライブ中継をするための方法は、これまでの動画を撮影して編集し、Web向けに変換してアップロードし……という工程と比べたら、驚くほど簡単です。機材で必要なのは、Webカメラとマイクを内蔵したパソコンだけ。特別なソフトをインストールしなくてもブラウザーからUstreamのサイトにアクセスすれば、ライブ中継が始められます(パソコンを使った方法は第3章で解説します)。また、iPhoneがあれば、いつでもどこでもライブ中継が可能です。

なにを中継する?

 では、なにを中継すればよいのでしょうか? 視聴する側でおもしろいものは、「予測不可能」なものといいました。目の前にあるものを中継したい、映したいという個人のふとした思い。この初期衝動が、もっとも生々しく、おもしろいものではないのかなと思います。シナリオ通りに撮られた動画も素晴らしいですが、予測不可能なできごとのおもしろさにはかないません。

ソーシャルストリームと対話しよう

 ライブ中継を始めると、視聴ユーザーが集まってくる様子がリアルタイムに確認できます。そして、ソーシャルストリームを読み、会話に参加してくれます。
 中継ユーザーが、ソーシャルストリームの質問にライブで答えることもできます。そうしてコミュニケーションが生まれ、予測不能な展開が次々と起こっていきます。

ヒマナイヌで実施している「USTREAMER養成講座」は、Twitterでの「講座をやってほしい」という声がきっかけで開催。好評をいただいており全国で実施しています

[ヒント]簡単だからこそ気を付けたいこと

Ustreamのライブ中継は簡単なので、最低限の基礎知識を欠いたままでも中継ができてしまいます。最初に「中継には許可が必要なものもある」ということを知っておきましょう。