続々登場する「ネットブック」。ポイント別おすすめ機種を考える
ASUSTeKの「Eee PC」シリーズ、ACERの「Aspire One」の好調が伝えられるネットブックに、東芝やオンキョー(ソーテック)、NECなど国産メーカーも参入。デルやHPといったアメリカ勢も含め、多数のメーカーがしのぎを削る状態になってきました。
参照:小型モバイルPC スペック表(Googleドキュメント)
ネットブックのスペックはどれも大きな違いはないのですが(インテルがガイドラインを提供しているためとのこと)、ネットブックの枠内に収まらない機種を含め、重視したいポイント別に小型モバイルPCを選んでみましょう。
◆バッテリーが長持ちする機種でないと困る!
どんな高性能なモバイルPCも、バッテリーが切れたらただの箱。外出先でハードに使うことを考えるなら、バッテリー駆動時間こそもっとも重視したいポイントです。「片道2時間かかる通勤時間を有意義にに過ごしたい」というなら、余裕を持って3時間以上は持つ機種を選びたいものです。
現行機種の中では、「約8.3時間」というASUSTeK「Eee PC 901-X」が圧倒的。6.9時間というASUSTeK「Eee PC 100H-X」など、Eee PCシリーズは総じて多機種よりもバッテリー駆動時間が長めです。
その他では、マウスコンピュータ「LB-G1000」はバッテリー容量が大きく4.5時間の長時間駆動を実現しています。ただ、そのぶん本体が重め(1.4Kg)です。また、Everex「CloudBook CE1221J」はバッテリーが2本付属し、3時間30分×2利用できるという変わり種。もちろん、2本を持ち歩くならその分荷物が増えてしまいますが。
◆ハードディスク容量を重視したい
デジカメと一緒に持って画像データのバックアップをしたり、音楽や動画データをたくさん持ち歩きたいなら、ハードディスクの容量を重視したいですね。現状では、最も容量の大きいクラスで160GBのHDDを搭載しており、NEC「LaVie Light」、HP「HP 2133 Mini-Note PC」ハイパフォーマンスモデル、マウスコンピュータ「LB-G1000」などが相当します。
その下には120GBのHDDを搭載した機種(ソーテック「SOTEC C1」、日本エイサー「Aspire one」、東芝「NB100」など)があり、かなり選択肢は豊富です。
◆とにかく小さくて軽い機種がいい!
いつも持ち歩くマシンは小さくて軽い方がいいですね。その点、ネットブックは小さくて軽い......確かにそうですが、小さくて軽いネットブック(例:ASUSTeK「Eee PC 701 SD-X」)はスペックが低い傾向があり、バランスを見て考える必要があります。
ネットブックはどの機種もだいたい1kg前後ですが、「ネットブック」と分類されるマシンの枠の外には、ウィルコム「WILLCOM D4」、富士通「FMV-BIBLO LOOX U/B50」のように500g前後の超小型・軽量級マシンもあります。なお、こうした超小型のマシンは、超小型ゆえのデメリット(キーが打ちにくい、画面が小さすぎる、等)もあります。実機に触れて、操作感覚を確かめてから検討したいところです。
編集部で小型・低価格のマシンとしてリストアップした中では、九十九電機で買えるGIGABYTE「M704」が780gと飛び抜けた軽さです。なかなかクセのあるマシンですが、ツクモのオンラインショップによるとかなり安くなっているようなので、検討してみる価値はあるでしょう。
◆キーの打ちやすさ、画面の見やすさにこだわりがある
この点にこだわりの全くない方はいないと思いますが、「最初はちょっと違和感があるかもしれないけど、慣れでカバーしよう」というよりも「しっくり来るものじゃないとイヤ!」という考えが強い場合、必ずショップで実機を触って、画面の見やすさ、キーの打ちやすさ、それからポインティングデバイスの操作性を確認してから買うべきです。
ネットブックのこれらのパーツには、価格のためもあってか安っぽく感じられるものが使われているケースもあります。この点に妥協のあまりできない方は、慎重に選びましょう。
◆あまりPCの扱いに自信がない
何かトラブルが起きても自力で解決できる自信がない、周りに詳しい人もいない、でもネットブックが欲しい! という方は、東芝「NB100」、NEC「LaVie Light」など国内メーカーの製品を買っておいた方が安心でしょう。
なお、再セットアップを行う際には外付けの光学ドライブが必要になるなど、「安いから」という理由だけでネットブックを買っても、結局意外と高くついてしまう可能性もあります。ネットブックは、ある程度PCに詳しいユーザーのセカンドマシンとして、また、詳しいユーザーが周囲の人(子どもなど)に買ってあげるマシンとして売れている面もあります。あまりPCの扱いに自信がないのなら、安くなっている普通のノートPCの型落ち品なども含めて検討した方がいいでしょう。
◆BluetoothやSSDなど、最新デバイスを使ってみたい!
携帯電話やマウス、キーボードなどを無線接続して使える「Bluetooth」、ハードディスクよりも速い「SSD」など、最新デバイスを経験したいなら、ASUSTeK「Eee PC 901-X」が断然おすすめ。少し高価になりますがデル「Inspiron Mini 9」プラチナパッケージという選択肢もあります。
Bluetoothは対応機器も買わないと使えませんが、手軽に体験できる新しいデバイスとしておすすめしたいのが「Webカメラ」。Windows Live Messengerなどを使って、簡単にビデオチャットが利用できます。ほとんどのマシンが搭載していますので、Webカメラ搭載機どうしでビデオチャットを楽しんでみましょう。
◆何でもいいから、とにかく面倒がなく使いやすいもので
使いやすいモバイルPCとしてはパナソニック「Let'snote」シリーズ、東芝「dynabook」シリーズなどが有名です。それよりも一回り小さく、そして安いネットブックがいい......となると、各スペックと価格のバランスが取れたマシンとしては、日本エイサー「Aspire one」が最もおすすめできます。
ネットブックのスペックはどれも似ていますが、SSD搭載機ならデル「Inspiron Mini 9」プレミアムパッケージ、少し高くなりますが東芝「NB100」も、バッテリ駆動時間、Bluetoothの搭載、対応メディアカードの豊富さ、といった点からおすすめできると思います。
ちなみに「できるポケット+ 小型モバイルPC 「快適」活用ワザ」著者のkei_1さんは「Aspire one」を、小林は(ネットブックではありませんが)「FMV-BIBLO LOOX U/B50」を購入しています。
(できるネット+編集部 小林)
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