「ベッドで寝ながら」、「出張に」―人気の小型モバイルPCをどう使いますか?
およそ1kg前後のボディで、価格は5万円前後という、小型・低価格のモバイルPCが人気で、各社から発売になっています。
「MID(モバイル・インターネット・デバイス)」、「ネットブック」などとも呼ばれるこれらのマシン、スペック的には、処理能力はだいたいの感覚として「2、3年前のノートPC」といった感じで、あまりヘビーな処理(動画編集、最新ゲームのプレイなど)には向きません。光学ドライブが非搭載であることなどからも、メインマシンとして使うにはちょっと厳しく、基本的にはサブとして買うマシンです。
実際、これら小型モバイルPCはどのような方に買われているのでしょう? 取材をしてみたところ、「改造のベースとして」、「Linuxでも入れて遊ぼうと思って」といったマニアックな回答のほか、次のようなものがありました。
- 部屋でベッドに寝転がってインターネットをするために、小さいのが欲しかった
- FX(外国為替証拠金取引)で、いつでも取引ができるように
- 旅行先でブログを更新したいので
- 長期出張中にメールを読むため
- 子どもに持たせる初めてのパソコンとして
ネットはすでに生活の一部。いつでも持ち歩ける端末が安くなった
前述のとおり「MID」、「ネットブック」といった呼び名もあるこれらのマシンは、基本的には「インターネット端末」といった位置付けのもの。あまりヘビーな処理をするのはスペック的に厳しいけれど、Webブラウズやメールには十分なパワーを持っています。
そして、多くの人にとって今やネットを使うことは生活の一部といえるもの。旅行や出張のときにはパソコンを持ち歩きたい、ケータイじゃちょっと心許ない、といった人たちが、こうした小型モバイルPCを使っているようです。もっとも「FXのため」となると、生活の一部というよりも仕事(副業?)ですが。
Webアプリケーションの活用で、より便利なセカンドマシンに
メールソフトのかわりに「Gmail」、Microsoft Officeがなくても「Googleドキュメント」、スケジュール管理に「Googleカレンダー」など、Webアプリケーションが充実してきていることが、小型モバイルPCの魅力をアップさせてくれています。
Webブラウザひとつでさまざまな作業ができるため多数のソフトをインストールしなくても簡単にセットアップでき、また、複数のPCから同じデータを参照できるので「あのデータはメインマシンにしかない!」というような、複数のPCを使っているときにありがちなトラブルがなくなります。
また、お子さんに持たせるパソコンとして、というのはなかなかいいアイデアだと思いました。小さくて持ち運びやすいから家のいろんな場所で使えるし、光学ドライブがないという弱点も「せっかくパソコンを買ってあげたのにゲームで遊んでばっかり!」みたいな事態を防ぐのにも役立つかもしれません。
代表的な小型モバイルPC
ASUSTeK「Eee PC」シリーズ
「Eee PC」シリーズは、小型モバイルPCブームの火付け役となったシリーズです。ハードディスクよりも高速・低消費電力、そのかわり小容量な「SSD」を記憶装置として採用しているのが特徴で、ディスク容量の少なさが難ではあるものの、多機種よりも長いバッテリ駆動時間を実現しています。
Webアプリケーションを活用することで、ディスク容量の少なさは克服できます。現在の小型モバイルPCたちの中でも、最も「ネットブック」的な新しいコンセプトに近いマシンだと思います。
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HP「HP 2133 Mini-Note PC」シリーズ
メジャーブランド「HP」からの小型モバイルPCということで、大いに話題になった製品です。このジャンルの製品では珍しくWindows Vistaを搭載(他はほとんどWindows XP)。普通に「ノートPC」としても使える高いスペックを備えています。そのかわり、ライバルと比べて多少重くなっています。
高級感のあるアルミボディが美しく、HPの直販サイトでは販売開始のたびに売り切れになるという人気機種です。
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工人舎 KOHJINSHA SAシリーズ
小型・軽量ノートPCを作り続けている国産メーカー・工人舎のローコストモデル。ライバルたちと比べると多少早い時期に発売になっているためスペック的にはやや古い感もありますが、小ささ・軽さはライバルの間でもトップクラスです。
「KOHJINSHA」ブランドの上位モデルにはOfficeプリインストールモデルやワンセグ搭載モデルなどもあり、「小型でも機能たっぷりなマシンが欲しい」というユーザーの要求にも応えてくれます。
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ACER「Aspire One」
上の3機種よりも新しく登場した機種で、クセがなく平均的なスペックと、目を引くスタイリッシュなデザインが特徴です。ライバルよりも多少安い価格設定がされているのも魅力です。
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(できるネット+編集部 小林)
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