新人編集者の就活レポート 第4回:内定はそんなに軽くない!
内定が出た! なんて声がちらほら聞こえ出す5月後半、私の就活もいよいよ終わりを迎えていました。今回はそんな折に体験した「内定事情」を紹介していきたいと思います。
1、内定! インプレスに内定するまで
雪降りしきる2月の半ば。いつものようにマイナビで企業検索をしていると「インプレス」という当時は存在も知らなかった出版社がヒット。いろいろ調べてみると「おもしろいと思ったことはなんでもやってみる」という先進性のかたまりのような企業であるとわかったので、さっそくエントリーしました。
インプレスの選考内容は他社とそう変わらず、
会社説明会
↓
作文「自分がおもしろいと思うこと」(だったか?)
↓
筆記試験
↓
一次面接(対人事担当1名)
↓
最終面接(対役員4名)
というものでした。
しかし他社と大きく違う点は面接、特に最終面接で明らかになりました。一般的に面接は面接官の質問に学生が答えるという形式が多いのですが、一方インプレスの面接は「あなたが考えていることを存分に話してくれ」という態度を重視している気がしました。つまり、こちらが能動的であることが求められるのです。
そんな中で私は「mixiは全く興味ないです」「Impress Watchは見てないです」と数々の問題発言もしてしまったのですが、こうした飾らない態度(?)が評価されたのでしょうか、それとも他のなにかの発言が評価されたのでしょうか、約1週間後の6月初旬に内定の連絡を受け、私の就活は大団円を迎えました。ありがとうインプレス。

2、丁重! 内定辞退
しかし内定後、一つだけ重大な仕事がありました。それはインプレス以前に内定が出ていた企業の内定を辞退すること。面白いことに辞退はエントリーと違ってメール、電話では不可。直筆でお手紙をしたため、丁重にご辞退申し上げなければいけません。
交通費まで払ってもらっておいて辞退するのは失礼千万。丁重にするのは人として当然ですが、実はもう一つ理由があります。それは辞退した会社の面接官の方の言葉を借りれば「今後キミの大学の後輩が弊社の選考に来た際、不利にならないように」するため。
はっきり言って、会社にとって内定辞退は失礼、もっと言えば迷惑でしょう。だからこそ丁重に謝って、私の後輩達が「あーあの辞退した奴の後輩か」と無用のハンディを背負わないようにしなければいけません。そしてそんな私の渾身の謝罪は「手紙」という形で表される必要があるのです。

「パソコン無くして就活無し」と言ってはきましたが、実はそんな形でまだパソコンに毒されていない部分が就活にはあったのです。いくらネット社会だからと言って「直筆」の有効性は今でも健在、という一つの例を見せてもらった気がします。
3、悩む! 「内定ブルー」事例集
内定してしまえばあとは卒業・入社にまっしぐら。その間には夏休みという楽園も待っています。
しかし自分の内定先や、ひいては自分の人生に疑問を持ち、挙句に内定辞退してしまう人も少なからずいます。これがいわゆる「内定ブルー」ですが、ここで私の周りに起きたいくつかの「ブルー例」を紹介しましょう。
事例1:Aさん
地元の有力地銀に内定するも「やっぱり大好きな音楽関係の仕事がしたい」ことから内定辞退。1年間留年して再度就活し、某有名楽器チェーン店に入社。
事例2:Bさん
大手居酒屋チェーン店でバイトから正社員に登用されることに。しかし「公務員になって安定した生活を送りたい」ことからバイトを辞め(=内定辞退)、現在コンビニでアルバイトのかたわら公務員試験の勉強中。
事例3:Cくん
東京のコンサルタント会社に内定するも、入社1か月前に突然「スーツを着るのが嫌になった」ことから内定辞退。幸いにも実家が裕福なので、現在ニート生活満喫中とのこと。
実に三者三様。しかし内定辞退といっても、自分の夢や目標に向かってのポジティブな内定辞退はむしろ個人的にとても好印象、というか「偉いなぁ」とすら感じます。なんとなくではない、しっかりと自己と向き合っている人間像が浮かびますね。まぁ、Cくんもある意味で「自己と向き合って」いたのかもしれませんが......。
というわけで「内定事情」、いかがでしたでしょうか。さて、次回の最終回では「就活」というものについて総括したいと思います。
(できるネット+編集部 諏訪)
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