Webアプリケーションのすすめ セカンドマシン活用計画(1)
冬のボーナスシーズンが近づいてきました。この年末商戦はWindows Vistaが登場して約1年となることもあり、ほどよくこなれたWindows Vista搭載機が登場するはず。このタイミングで新しいパソコンの購入を計画中の方も多いと思います。
楽しい新マシンの購入ですが、その後のセットアップはちょっと手間ですよね。買い替えで古いマシンは使わないのなら完全に環境を移行する必要がありますし、買い増しでセカンドマシン(または新たなメインマシン)として買ったのなら、データや設定の共有・同期に気を遣う必要が出てきます。
使いやすい転送ツールやバックアップソフトも登場していますが、編集部では、それと合わせて「Webアプリケーションの利用」を、おすすめしたいと思います。

「こんなこともできるの?」と驚く、高機能なWebアプリケーションが登場
「アプリケーション」とはWordやExcelやメールソフトのように、何らかの用途のために利用するソフトウェアの総称です。
「Outlook Express」や「Windows メール」のように自分のパソコンにインストールして動かす「ローカル(自分のパソコン内)アプリケーション」に対し、「Gmail」のようにWebのサイトを開いて、そこで提供されるサービスとして利用するものを「Webアプリケーション」と呼びます。
ひと昔前のWebでは回線の速度が遅い、使える技術がとぼしい、といった制約があり、ローカルで動くアプリケーションソフトと比べて、どうしても使い勝手が悪いものしか作れませんでした。
ところが最近では高速回線が普及し、技術の進歩もあって、ローカルのアプリケーションと比べても遜色のない機能・操作性が実現できるようになりました。前述のGmailに初めて触れてみると、レスポンスの速さに驚くはずです。

1台のパソコンで設定すれば、セカンドマシンでもすぐに使える
Webアプリケーションのいちばんの特長は「データもアプリケーションもWeb上にある」という点です。
例えば「Outlook Express」を使って2台のパソコンからそれぞれメールを送受信できるようにしよう、という場合、1台目のパソコンの設定をエクスポートして2台目にインポートしたり、手で2台分の設定を行ったりする必要があります。そして、どのメールをどちらのパソコンで受信したか分からない、といったトラブルも起こってしまいがちです。
その点「Gmail」のようなWebアプリケーションを使えば、1台目で設定をすませた環境を、2台目からもログインするだけで、そのまま利用できます。また、どちらも同じメールボックスを使っていますから、どちらからも同じメールを取り出せます。複数のパソコンを持っている場合にWebアプリケーションを使うメリットは、とても大きなものになります。

どんなWebアプリケーションがあるの?
代表的なWebアプリケーションには、次のようなものがあります。
Gmail
前述のように、非常に評価の高いメールサービス。
livedoor Reader(RSSリーダー)
こちらも定評あるRSSリーダーです。
Googleカレンダー
スケジュール管理サービス。簡単にスケジュール共有できるのも魅力です。
Googleマップ、googleトランジット
地図・路線検索サービスは各社から提供されています。地図や路線検索ソフトを購入しなくても気軽に使えるのは、大きな魅力です。
Googleドキュメント
文書、スプレッドシート、プレゼンテーションの編集・共有ができるサービス。Microsoft Officeほど多彩な編集機能はありませんが、共有が簡単にできるのは魅力です。他にも多数、Office互換のWebアプリケーションは登場しています。
「クロスプラットフォーム」だから、使い方が広がる
Webアプリケーションは、利用する環境を選ばないのも魅力です。多くの方は日頃Windows環境でパソコンを利用していると思いますが、上に挙げたWebアプリケーションは、Macからも同様に利用できます。また、Googleドキュメント以外は携帯電話にも対応しています。
このように、環境を選ばず利用できることを「クロスプラットフォーム」と言います。複数のPCだけでなく、Macや携帯電話、スマートフォン、iPod touchなど、さまざまな環境・デバイスから同じWebアプリケーションが利用できたら、いつでもメールチェックや情報共有ができて便利ですね。
そして、こうした便利さが、私たちの生活や仕事のスタイルも変わっていくかもしれません。例えば通勤中にlivedoor Readerを使って気になるニュースをピックアップして会社で読んだり、家族のスケジュールをGoogleカレンダーで共有したり、といった使い方は、すでに編集部関係者が行っています。
(できるネット+編集部 小林)
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